2015年6月24日水曜日

5-4-1を攻略してみよう~机上の空論~

2015、Jリーグ1stステージを無敗で優勝した浦和レッズが使っていることでおなじみの5-4-1。ストップ・ザ・浦和ということでもないが、今回は、5-4-1の攻略の糸口に関して自分が思うところを述べたい。

■まずは、こちらを参照されたし
広島と浦和の3-4-2-1(5-4-1、4-1-5)まとめ その1 フォメ変更と攻守の特徴
http://same-frequency-football.blog.jp/archives/201602-5-4-1.html


■実際の事例はこちら
ブレーメン対ドルトムント 短感 ~5バック対ドルトムント~
※ドルトムントの5バック対策について記載
http://same-frequency-football.blog.jp/archives/59345.html


Jリーグ2015 CS準決勝 浦和レッズ対ガンバ大阪 雑感~サイドの運動量は伏線か~
※ガンバの4-1-5対策について記載
http://same-frequency-football.blog.jp/archives/326001.html


まずは、過去記事の抜粋から

攻撃時は、4-1-5に変形する浦和、相手が4バックだと5人にで数的優位、でも代わりに、中盤の人数が少ないから中盤でボールを奪えそうなものなのだが、ポゼッションにも優れる浦和レッズ。タネは、DFラインとGK西川で、相手のファーストのディフェンスをかわしてのビルドアップと広大にできる中盤のスペース(前と後ろに人数を両者ともかけざるを得なくなるから中盤にスペースが空く)。
加えてボールを奪いに行く守備も効いていて、相手の攻撃にかかろうとするタイミング、つまり守備が崩れたタイミングでうまくボールを奪えているので、ボールを回しやすくなっているともいえる。また、浦和のプレスをかわそうとする長いボールもCB陣がきっちり跳ね返すため、相手がロングボール→こぼれ球をひろうパターンにも強い。

Jリーグ2015 1st 神戸対浦和 雑感 より抜粋
http://same-frequency-football.blogspot.jp/2015/06/j2015-1st.html


ポイントは、

1.攻撃時は、4-1-5に変形するのでその対策が必要
2.ポゼッションに優れる→プレッシングで精度を落としたい
3.中盤で少しでも数的優位を作りたい
4.ロングボールも五分で競れるようにしたい
5.相手のプレッシングをどうかわすか
6.5バックをどう崩すか



5-4-1を攻略してみよう
5-4-1を攻略してみよう
1.攻撃時は、4-1-5に変形するのでその対策が必要
一番は、最終ラインのミスマッチをなくすことということで、5バックを採用する。中盤は1人よりも多い2人にし、4バックに対し、3TOPにする。結果5-2-3での守備を選択。

2.ポゼッションに優れる→プレッシングで精度を落としたい
4バックを3TOPで追い立てる。場合によっては、中盤の1枚も前に出して、4枚で追い立てられる。そうすると、GK+4枚に対し、3TOP+1枚のチェイスとなる。1枚少ないが、ビルドアップの精度を落とすことは可能だろう。

3.中盤で少しでも数的優位を作りたい
相手の4-1-5の攻撃の際は、5-2-3なので、中盤が一枚多い。先に述べたとおり、前からプレッシングの際は、前へ行ってもよいし、DFラインへのフォローに行ってもよい。相手が長いボールを蹴ってきても、中盤の数的優位でボールを拾える確率が上がるかも知れない。
では、攻撃時はどうだろう、5-4-1の守備に対して、5-2-3では、中盤が数的不利だし、DFの人数が余り過ぎる。ということで、5バックのサイドを上げて、3-4-3に変形することとしよう。中盤は数的同数なので、3TOPの真ん中の一人が中盤に下りてきてゲームを作るの者ありかも知れない。

4.ロングボールも五分で競れるようにしたい
センターフォワード(CF)とセンターバック(CB)にロングボールを競れる能力が必要になるだろう。ただし、相手の攻撃時は、中盤が一枚多いので、こぼれ球を拾える確率は上がるはず。

5.相手のプレッシングをどうかわすか
5-4-1は容易に3-4-3に変形させることが可能なので、マンツーマン気味にプレッシングをかけることが可能だろう。とすると、空いている選手がいないとなるので、ここは、GKに登場願う。長いボールを蹴ってもらって五分の争いをする。

6.5バックをどう崩すか
5バックのため渋滞を引き起こすことが多い。まずは、5バックをサイドに広げる選手配置が必要なので、3TOPのウィングはサイドの横幅をとる係をやってもらう。そうするとセンターの人数が1枚になってしまうので、中盤の選手が1枚は上がらせることとする。

7.実現するために必要な人材
・サイドバック(ウィングバック)に運動量が必要
・CFはゲームもつくれる選手が理想
・センターバックの選手は高さとゲームを作る能力も必要
・ウィングの選手が必要
・中盤の選手は、守備能力と守備や攻撃に行くタイミング見極められること、運動量も必要。
・GKもビルドアップに参加できる

8.ゲームプラン
・守備から入り、前からプレスをかけることによりポゼッションの精度を落とす、もしくはロングボールを蹴らせる。そうすると中盤でボールを奪える・拾えるようになるはずなので、そこから3TOPでカウンターを仕掛ける。カウンターに行けないときは、センターバックにボールを戻し、そこからポゼッションでサイド攻撃。
点を取ったらウィングを下げての5-4-1の撤退守備も考える。相手が前からプレッシングに来たら、GKもつかってプレスをかわす。

9.おわりに
この机上の空論に一番近いのは、多分神戸と柏(3バック時)(実際苦戦しているし)。このままレッズが一人勝ちするのはそれはそれで楽しいけれど、やっぱり、ライバルもいてほしいということで、今回の一人妄想の企画でした。これ以外の空論もあって、4-4-2のゾーンディフェンスガッチガッチで。4-4-2のゾーンは、相手のフォーメーションを問わず、仕組みを発動できるはずなので。ちなみにこれに近いのはガンバ大阪。
妄想している時は楽しいですが、文字にすると読みにくいかも・・・(読んでくれた方すみません)。
以上、机上の空論でした。

■机上の空論ではなく、実際の事例はこちら
ブレーメン対ドルトムント 短感 ~5バック対ドルトムント~
※ドルトムントの5バック対策について記載
http://same-frequency-football.blog.jp/archives/59345.html


Jリーグ2015 CS準決勝 浦和レッズ対ガンバ大阪 雑感~サイドの運動量は伏線か~
※ガンバの4-1-5対策について記載



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