2015年6月17日水曜日

ロシアワールドカップ予選 シンガポール戦 雑感 ~壁を越えよう~

シンガポール相手に↓が現れるとは夢にも思わなかった・・・

― ブラジルワールドカップコートジボアール戦とか、アジアカップUAE戦のように、序盤、プレスをはめきれなくて流れに乗れないときに、どう対応していくとか・・・
キリンカップ 日本代表対チュニジア代表雑感 ~どこに収斂していくのだろう~
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/66


― そうなると、ワールドカップ決勝トーナメントの壁(注1)をどう超えていくのかが・・・
JALチャレンジカップ 日本代表対ウズベキスタン戦 ~ポゼッション志向ではなさそうだ~
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/67

注1:引いた相手を崩すこと


日本は、川島、太田、槙野、吉田、酒井宏樹、長谷部、柴崎、香川、宇佐美、岡崎、本田の4-2-3-1。
シンガポールは、マフブド、エサー・ナイン、ハイザン、モハナ、スジャド、ナザリ、アリフィン、ハルン、ヤコブ、ハミード、カマルの4-1-4-1。




■前半
日本の前からのプレスをかわす罠


シンガポールのゲームプランは、まず守備。4-1-4でしっかりブロックを作り、攻め上がり人数は、3人くらい。攻撃の狙いは、19番ワントップ、アムリ・カマルが日本のSB辺りのサイドへのロングボールに競り合う形(しかも結構しっかり収められる良い選手)。しかし、少ない人数でゴールまで行き切ることができる攻撃ではなかった。アンカーは、中盤では、中央4枚へのフォローメインで、DFラインへのフォローにはあまり行かないので、4-5-1に見える場面も多かった。
日本にポゼッションさせるのはOK、カウンターはファールしてでも止める、もう一つ重要なのは、日本に前プレをさせないようにする、というプランのように見えた。試合後の会見からもわかるように、シンガポールの監督は日本の立ち上がりのプレッシングを非常に気にしており、1TOPへの深いボールと早いタッチ数でのボール回しで、日本の前プレをかわしてきた。これをされると、相手の守備が崩れた状態で、攻撃をできないので、いつも相手がセットした守備相手にポゼッションで攻めることを強いられる。

日本は、攻撃時には、4-2-4のような形になっていることが多かった。4-2でボールを保持しながら、前の4人が動き出し、そこにボールを入れる形から攻撃が始まっていた。

あとは、これの繰り返しというと過言だが、概ねそうで、惜しいシーンは何度かあるが、点が動かない前半となる。
相手の守備が崩れた形で、シュートまでいったのは、16分の長谷部のシーンくらい。見事に相手のゲームプランにはまっている状態なので、ハリルホジッチ監督の後半の修正に期待。

■後半
ハーフタイム直後、シンガポールは変わらず。日本も変わらず・・・。
16分 香川→大迫 クロスへの高さを追加、柴崎→原口、宇佐美→武藤と攻撃に手を加えるが、点は奪えず。
惜しいシーンは何度もあるが、点が動かないまま後半終了。
※後半の書くことは、ピッチで起こっている以上のことは見つけられなかった・・・

■その他
ハリルホジッチ監督が試合後会見で言っていた通り確かにダイアゴナルのパス(相手の守備ブロックの角から角へのパス。それこそ壁を超えるようなパス)が少なかった。CL決勝の先制点もダイアゴナルのパスからだから、これは、壁を超える一つの突破口になるかも知れない。
同じく言っていたこんな試合は初めてと、だけどわれらの代表では結構見る(相手が足をつるシーンを含めて)ので、そこは気にしてほしいなぁ。
ダイアゴナルのパスで壁を越えよう
ダイアゴナルのパスで壁を越えよう


■参考
Sportsnavi 試合後、シンガポール代表監督会見
http://sports.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201506160006-spnavi

W杯アジア予選 シンガポール戦後会見
http://sports.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201506160005-spnavi

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