2015年9月26日土曜日

縦に速い攻撃とは何か

「縦に速い攻撃」、ハリルホジッチ監督になってからこの言葉が取り上げられているが、具体的に何を指すのか掘り下げていこうと思う。



フットボールスタイル ~間の概念を埋めてください~
http://same-frequency-football.blogspot.jp/2015/06/httpswww.html

から、縦に速い攻撃を抜き出してみると、

1.ダイレクトプレー
2.カウンター
3.プログレッション(=多分アドバンス)
4.キック&ラッシュ
5.放り込み
6.コレクティブカウンター

となる。

このあたりが、速攻であり、「縦に速い攻撃」を含んでいるといえる。

この場合除外されるのが、ポゼッションスタイルだ。ポゼッション=ボールの保持であり、”保持”には、ある程度時間が必要となり、”速さ”は二の次となる。(ただし、アクティブポゼッションを速くすれば、ダイレクトプレーに変化するのか、それとも速いアクティブポゼッションなのかは、何とも言えない。)

キック&ラッシュ、放り込み、コレクティブカウンターこの辺りは、1,2,3の派生とみなせるので除外するとして、「縦に速い攻撃」とは、ダイレクトプレーやカウンターやプログレッションのスタイルを指しているのだろうか。

ところが、一方、「縦に速い攻撃」を、「(できる限り)縦に速くボールを入れろ」という意味でとらえると、ニュアンスが変わってくる。上記の他に、遅攻のスタイルも範疇に入ってくる。


さて、どちらなのだろうか。私としては、ハリルホジッチ監督が、「ボール保持」「ポゼッション」という言葉をあまり使用しないことから、ダイレクトプレーやカウンターあるいは、その両方(プログレッション)の部分をより高めれば良いと考えていると思う。
私は、ワールドカップ予選では、ポゼッションを見せている(あるいは好まざるとやらざるを得ない)と考えてはいるが、時折見せたダイアゴナルのパスは、ダイレクトプレーの要素が多分に含まれているとも考えている。つまり、既に「縦に速い攻撃」は融合されているともいえよう(そんな仰々しい感じでもなく単に崩しのパターンの一つということもあり得るが・・・)。

※参考 ダイアゴナルのパスについて
ロシアワールドカップ予選 シンガポール戦 雑感 ~壁を越えよう~
http://same-frequency-football.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html

ロシアワールドカップ予選AWAY アフガニスタン戦 雑感 ~ある意味リベンジ~
http://same-frequency-football.blogspot.jp/2015/09/Afghanistan-a.html


いずれにしても、「縦に速い攻撃」に今後も注目していきたい。
以上、この稿、了。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ
にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へにほんブログ村 サッカーブログ Jリーグ(J1)へ

0 件のコメント:

コメントを投稿